玄海原発の再稼働に反対する決議を可決後、報道陣の質問に答える長崎県松浦市議会の椎山賢治議長=同市役所

 九州電力玄海原発から30キロ圏にある長崎県松浦市の議会(17人)は8日、再稼働に反対する決議を全会一致で可決した。3月下旬に予定されている3号機の再稼働が迫る中、住民の不安が払拭(ふっしょく)されていないことを国や九電にあらためて伝える狙いがある。

 決議文は玄海原発の再稼働に対し、「安全性や避難方法に関する不安や疑問から、市民の間に反対の声が根強く存在している」と指摘。国などに求めてきた避難計画の実効性を確保するための道路や港の整備も進んでおらず、「このような中、再稼働に向けた取り組みが着実に進行していることを看過できない」とした。

 市議会は昨年4月にも再稼働に反対する意見書を可決し、国と長崎県に送付している。椎山賢治議長は「国や九電は住民の思いを無視して再稼働に向けた手続きを進めており、あらためて反対の意思を示す必要があった」と話した。

 松浦市は全域が原発30キロ圏に入り、友田吉泰市長も再稼働に反対している。

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