もろみを入れた袋をタンクにつるし、くくり付ける社員=佐賀市の窓乃梅酒造

 窓乃梅酒造(佐賀市)は、元禄元(1688)年の創業時から受け継ぐ技法、滴取りで手掛けた最高級大吟醸「元禄」を4月上旬、発売する。袋に入れたもろみ自体の重さで酒を一滴ずつ搾り取るため、苦みや渋味がなく、コメの甘さや香りが際立つという。

 滴取りは新酒が仕上がる2月下旬ごろ、年に一度だけ行う。今年は22日の早朝から半日かけ、透明で澄んだ400リットルを社員総出で搾り取った。

 大吟醸は、低温で長い期間、少しずつ発酵させる。寒さが続いた今年は上々の仕上がりといい、杜氏(とうじ)の石丸紘和さん(32)は「バナナを思わせるフルーティーな香り。出荷まで気を抜かず、最高の味を引き出したい」と話した。

 1・8リットル入り1万8千円、720ミリリットル入り5400円。問い合わせは同社、電話0952(68)2001。

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