有田窯業大学校を卒業した福田葉月さん(左)と大城あかりさん=有田町の佐賀大有田キャンパス

 県立有田窯業大学校の卒業式が8日、有田町の佐賀大有田キャンパスであった。専門課程4年制の2人が巣立ち、技術の向上と今後の窯業界での活躍を誓った。

 学校長の山口祥義知事が造形コースの福田葉月さん(22)と伝統コースの大城あかりさん(22)に卒業証書を手渡した。7日に亡くなった陶芸家、中島宏さんの業績などに触れ、「有田で学んだ伝統と技術を生かし、有田窯業大生の誇りを胸に羽ばたいて」と励ました。

 卒業生を代表して福田さんが「目標に向かって研さんしたことは自信になった。有田で得た知識や技術、友人は宝になる」と答辞を述べた。式後は花を持って列を作った来賓や教職員、在校生から1本ずつ花を受け取った。

 長崎県波佐見町の窯元に就職する福田さんは「ドイツへの留学が一番の思い出。多くのことを学び、成長したことを実感している」と学生生活を振り返った。武雄市山内町の窯元に勤める大城さんは「絵付けや型作りなど一つ一つできるようになった。就職先でも勉強を続けたい」と話した。

 同校は2016年に佐賀大芸術地域デザイン学部と統合。同年から募集を停止しており、現在の3年生が卒業する来春で1985年以来の歴史に幕を下ろす。(石黒孝)

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