読者やカフェの常連と話す江島その美さん=佐賀市呉服元町のカフェ・ブラッサンス

 詩人・エッセイストの江島その美さん(73)が昨年12月に出版した詩文集『水に抱かれて』のサイン会が5日、佐賀市呉服元町のカフェ・ブラッサンスで開かれた。詩の愛好会や読者ら約30人が集い、和やかな雰囲気の中で江島さんと文学話に花を咲かせた。

 江島さんは佐賀市川副町出身。91年に、詩集『水の残像』で第2回日本詩人クラブ新人賞などの受賞歴がある。『水に抱かれて』は、水を題材にした詩や、江島さんの半生をつづるエッセーを収めている。

 江島さんは「執筆はやめていたが、佐賀の応援のために書いた。佐賀は文学の土壌が浸透している」とあいさつ。「悲しみがないと詩は書けない。時代を超えた普遍的なものを目指している」と詩と向き合う姿勢を話していた。

 参加した山浦敦子さん(77)=佐賀市=は「水や命をテーマに、すっと胸に入ってくる。厳しいことも控えめな言葉で表現される。女性の強さ、ふくよかさが魅力的」と話していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加