受け取ったカブトガニの幼生を見つめる児童たち=伊万里高校

 伊万里高校の理化・生物部が2日、孵化(ふか)させたカブトガニの幼生を伊万里市内の小学校に引き渡した。幼生は各校で来年7月まで飼育し、国天然記念物に指定される多々良海岸のカブトガニ繁殖地に放流する。

 理化・生物部が多々良海岸で採取した卵を孵化させ、現在は1センチに満たない大きさ。今季は牧島小と波多津東小に、それぞれ約150匹ずつを渡した。国見中も参加する予定で、今年は伊万里高を含む4校で飼育に取り組むことになる。

 理化・生物部の部員に飼育のポイントを聞いた児童は「海水でいいんですか」「排せつ物はどうすればいいの」と疑問点を尋ねていた。牧島小は5年生の女子児童5人が参加し、「病気にかからないよう世話したい」と張り切っていた。

 理化・生物部の横山正秋部長(16)は「飼育で最も重要なのは、手間を惜しまないこと。小さな体でも命があることを考えながら飼育してほしい」と話していた。

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