鳥栖-湘南 後半38分、鳥栖FWイバルボ(右)がペナルティーエリア内に攻め込む=神奈川県平塚市のShonanBMWスタジアム平塚

 過密日程となる今後の戦いも考慮し、3日の長崎戦から先発7人を入れ替えた一戦。1点を追う鳥栖は後半、今季初出場となったFWイバルボの投入で息を吹き返し、敵陣深く何度も攻め込んだ。ただ、ゴールをこじ開けることはできず、フィッカデンティ監督は「試合の入りで湘南のアグレッシブさに押された部分があった」と敗因を口にした。

 悔しい試合の中での収穫は、けがで出遅れていたイバルボの起用にめどが立ったことだ。後半11分、FW田川に代わってピッチに立つと、チームの縦への推進力は一気に増した。抜群のキープ力で相手をかわし、柔らかで正確なクロスを供給。

 ロスタイムの48分には、ターゲット役のDFチョン・スンヒョンが相手選手と競り合ってイバルボからのボールを落とし、素早く反応したFW池田が右足を振り抜いたが、相手GKの好セーブで得点ならず。それでも後半は鳥栖が湘南を圧倒した。

 「初出場の選手も多い中、もっとピッチで気持ちを表現しなければならなかった」とMF高橋義。DF藤田は「ここで結果を出したメンバーがリーグ戦に絡んでいくことが重要」とチームの結束と総合力アップを躍進の鍵に挙げた。

 今季はJ1の上位と下位の差が小さく混戦が予想される。鳥栖は開幕後の3試合でいまだ勝利がなく、「勝利を簡単にプレゼントしてくれるチームはない」とフィッカデンティ監督。中2日で迎える横浜Mとのリーグ戦を見据え、選手たちに一層の奮起を求めた。

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