国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防内にある調整地からの大量排水が、3月に入り連日続いている。5日未明には約400万トンの淡水が諫早湾に排水された。農林水産省九州農政局は「降雨のため」と説明している。

 九州農政局によると、事前通知では南部排水門から70万トンの予定だったが、4日夜からの雨量が多く、調整池の水位を保つために結果的に400万トンの排水が必要になったという。佐賀県や県有明海漁協に説明した。5日は午後にも北部から150万トン、南部から130万トン、7日は南部から120万トン排水した。県西南部地区の漁協関係者は「南北で排水は分散されており、気候に関しては仕方がない」と話した。

 県漁協は漁場環境が悪化する恐れがあるとして、必要な場合を除き一度に100万トンを超える大量排水をしないよう求めている。2日は北部排水門の点検作業の際に150万トンが排水されている。

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