金塊約206キロを小型船で唐津市鎮西町の名護屋漁港に密輸したとして、日本人と中国人計9人が関税法違反(無許可輸入)などの罪に問われた事件で、佐賀地裁は6日、日本側の主犯格とされる山崎竹助被告(66)=青森県むつ市=に懲役2年、罰金150万円(求刑懲役3年、罰金150万円)の判決を言い渡した。山崎被告は同日、判決を不服として福岡高裁に控訴した。

 吉井広幸裁判官は判決理由で、山崎被告が小型船の購入代金借り入れの保証人になったほか、中国側との利益分配に関する書面を仲間に作成させたなどとし、「日本人側の主犯格で中核的役割を果たした。悪質な犯行で刑事責任は軽視できない」と指摘した。弁護側は無罪を主張していた。

 検察側が求めていた金塊没収の可否は、26日に佐賀地裁で開かれる中国籍の林〓山被告(43)=同罪などで公判中=の判決公判で判断される。

 判決によると、山崎被告ら9人は氏名不詳者らと共謀して昨年5月30日、東シナ海の公海上で、国籍不明の船から小型船「第三十六旭丸」に金塊を積み替えた。翌31日に船を名護屋漁港に接岸させ、税関の許可を受けずに陸揚げし、消費税約7441万円を免れた。

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