20社がブースを並べた合同会社説明会=佐賀市のグランデはがくれ

 60歳以上を対象にした合同会社説明会が佐賀市で開かれた。県内の介護施設やホテル、食品メーカーなど20社がブースを並べ、技術や経験を生かしたい求職者約100人が採用担当者の説明に耳を傾けた。

 「経験がある介護職に。サービス残業がない施設がいい」。参加した佐賀市の主婦(61)はこう話し、来年定年を迎えるという小城市の会社員男性(64)は「今の技術を生かせる仕事を」とブースを回った。

 説明会は県、県中小企業団体中央会が2014年から毎年2~3回開き、毎回10人程度の採用につながっているという。同中央会の担当者は「どこでもいいというより、経験を生かせる仕事を厳選する人が多い」と傾向を語った。

 人手不足を背景に、シニア世代の採用に積極的な企業は増えている。佐賀市の古湯温泉ホテル「ONCRI」を運営するアゴーラ・ホテルマネジメント佐賀の採用担当者は「若い人より離職率が低く、ミスを引きずらない」と印象を語り、同市などで有料老人ホームを展開する企業は「介護職は若手が多いが、入居者と年齢が近く、寄り添える人材が必要。技術は重視していない」と話した。

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