高齢者保護への協力で白石署から感謝状を受けた佐賀新聞須古販売店の〓地竜也さん=大町町の白石署

 白石町で佐賀新聞須古販売店を営む塘地竜也さん(48)=白石町=が6日、高齢女性保護への協力で白石署から感謝状を受けた。塘地さんは1月の早朝、1人で道を歩く高齢女性を仕事中に見つけ、警察に通報した。独居高齢世帯が増える地域に新聞を毎日届ける販売業として、「見守りの役割の大きさを感じる」と話した。

 塘地さんは1月26日午前4時20分ごろ、白石町田野上の県道を薄着で歩く高齢女性を仕事中に見つけた。声をかけたが反応がなく、不審に思い警察に通報したものの、そのわずかな間に見失った。到着した白石署員と近くを捜したところ、道路脇の用水路の中をおなかまで水に漬かりながら歩いている女性を発見。救急車が到着するまでの間、自宅から持ってきたタオルケットで体を温め続けたという。

 女性は低体温症になっていたが、命に別条はなかった。塘地さんは「外にいるだけでも震えるくらいの寒さの中。もし女性に気づかず素通りしていたらどうなったか」と振り返る。

 佐賀新聞販売店会「佐賀会」は購読者宅に異変があれば連絡する見守りサービスを実施している。塘地さんは嬉野市の塩田販売店も経営しており、昨年末も塩田町の高齢女性宅で新聞が2日分たまり、部屋の電気がついたままになっているのに従業員が気づき、区長に通報。女性は部屋で倒れていたという。

 松尾伸一郎署長から感謝状を受け取った塘地さんは「新聞配達業は家の中の異常に気づきやすく、深夜徘徊(はいかい)も見つけやすい。地域の見守りは心掛けているが、改めて役割の大きさを感じる」と感想。「独居老人は増えている。何かあれば新聞販売店や周りの人たちを頼ってほしい」と願った。

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