森に見立てた会場で16ミリフィルムを映し出した野外上映会=佐賀市の656広場

 佐賀市呉服元町の656広場で4日、工作ワークショップと映画の野外上映があった。親子連れなど約40人が広場に段ボールで森を作り、約200人が日暮れの広場で映画観賞を楽しんだ。

 ワークショップは、段ボールで制作されたパーツを組み合わせて木を作った。予約して参加した親子のほか、ひなまつりの散策で通りがかった親子連れなども、飛び入りで加わった。出来上がった木を会場に並べて森に見立て、参加者はレジャーシートやテントを持ち込みキャンプさながらの雰囲気を満喫した。

 会場を夕闇が包むと映画の上映がスタート。原作をやなせたかしさん、製作を手塚治虫さんが担当した短編映画「やさしいライオン」(1970年)は、16ミリフィルムで上映された。映写機が回るカタカタという音が響く中、子どもたちはスクリーンに映し出された物語にくぎ付けになっていた。

 兄弟で参加した佐賀大附属小5年の徳永繋(けい)君(11)と同3年の深(しん)君(9)は吉野ケ里歴史公園で見て以来の野外上映を楽しんだ。繋君は「国語の授業で手塚治虫の伝記を読んだ。こんな作品を作っていたんだ」と感心し、深君は「原作は学級文庫で読んだ。ブルブル(主人公のライオン)の小さい頃の話は本になかった」と感想を語った。

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