トヨタ紡織九州-トヨタ自動車東日本 後半、雄たけびを上げながら相手ゴールに迫るトヨタ紡織九州のCB金東喆=宮城県仙台市の若林体育館

 悔しさと課題の残る今季最終戦となった。トヨタ紡織九州レッドトルネードはトヨタ自動車東日本と25-25の引き分け。後半の猛追も勝ち越しには至らず、石黒将之監督は「勝ちきることができないという今季の課題を象徴するゲームだった」と厳しく振り返った。

 頼みの綱の韓国人コンビ、CB金東喆(キム・ドンチョル)とLB朴永吉(パク・ヨンギル)が不調だったチームは序盤から歯車が狂った。集中力を欠いた様子の選手たちは安易なパスミスを繰り返して連続失点。前半だけで8点差という、ふがいない姿にハーフタイムには石黒監督の厳しいげきが飛んだ。

 「お金を払って見に来てくれているファンに失礼だ。やる気がないなら帰れ」

 指揮官の声に目が覚めたのか、後半、選手たちは本来の動きを見せた。守備で激しく体をぶつけ、全力で速攻に走り、残り7分で同点に。8点差を追い付いた粘りは今季の成長の証だった。

 ただ、終盤5分はシュートミスもあって同点止まり。「いかに勝ちきるか」という課題を克服しなければ、来季の上位進出は簡単ではない。

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