鳥栖-長崎 後半15分、鳥栖MF高橋秀(左)がゴールを決め、1―2とする=長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎(撮影・米倉義房)

 青とオレンジに染まった長崎の本拠地で、J1参戦7年目の先輩として底力を見せつけた。鳥栖は相手の気迫に押され、前半にカウンターから2点を許したが、後半に怒濤(どとう)の猛攻で振り出しに戻した。

 今季初めてベンチに入ったフィッカデンティ監督は「長いシーズンを戦う上で必要なメンタリティを見せてくれた」とイレブンの奮闘をたたえた。

 「明らかなミス」(フィッカデンティ監督)で負った2点のビハインド。「このままじゃだめだ」-。ハーフタイムに指揮官と士気を高め直した選手たちは後半、完全に息を吹き返した。

 「センターバックが持ち上がることで、攻撃の質を高めながら押し込めた」と振り返るのは、1点差に追い上げる移籍後初得点を決めたMF高橋秀。15分、FW小野が左サイドで仕掛けたクロスのクリアボールをDF小林が切り返し、フリーの位置で冷静に右足を振り抜いた。

 鳥栖サポーターの声が大きくなるにつれ、選手たちの勢いは増し、39分にはMF原川が上げたCKをDF鄭昇炫(チョン・スンヒョン)が「練習通り」と頭で決めた。

 開幕から2試合、攻撃の軸として期待が掛かるFWイバルボがコンディション不良で不在だが、「誰かがいないと勝てないチームでは上にはいけない」とGK権田。高橋秀も「勝ち点3を取れていない以上、結果を残したとは言えない」と悔しさをにじませたが、今季も逆境を跳ね返す力が健在であることを示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加