久光製薬-トヨタ車体 第2セット、強力なスパイクを放つ久光製薬の野本梨佳=熊本県立総合体育館

 バレーボールのプレミアリーグは3日、熊本県立総合体育館でプレーオフ準決勝第1戦が行われ、女子は7季連続の決勝進出を狙う久光製薬が3―0でトヨタ車体に快勝し、男子は優勝した2014~15年シーズン以来の決勝を目指すJTが豊田合成を3―1で破った。

 久光製薬は新鍋らのブロックが好調で、野本や石井を中心に多彩な攻撃を仕掛けた。JTは大黒柱のエドガーが負傷退場した後に八子らが踏ん張った。

 準決勝は2試合制で、1勝1敗になった場合は1セットのゴールデンセットで決着させる。

▽女子準決勝第1戦(久光製薬1勝)

久光製薬3 25―22 0トヨタ車体

      25―23

      25―22

▽男子準決勝第1戦(JT1勝)

JT3 25―21 1豊田合成

    20―25

    25―23

    25―23 

■サーブレシーブ強化奏功

 初黒星で流した涙が、チームの結束を固くした。ファイナル6の最終戦に敗れ、準決勝に臨んだ久光製薬は、堅実な守備から多彩な攻撃につなげてトヨタ車体を3-0と圧倒した。決勝進出へ王手をかけ、チーム最多の14得点を挙げた野本梨佳は「チームが一つになれた」と手応えを口にした。

 1週間前のファイナル6最終戦は4戦全勝同士の対決となり、JTにストレート負けを喫した。21戦全勝だったレギュラーシーズンを含めて初の敗戦で、JTの1位通過と決勝進出が決定する一方、久光製薬は2位通過で準決勝へ。決勝での雪辱を誓う選手たちはミーティングを重ね、課題となったサーブレシーブを徹底的に磨いた。

 この日はその成果が現われた。序盤から安定した守備でセッター古藤千鶴につなぎ、野本や石井優希らが両サイドから猛攻を仕掛けて第1セットを先取。第2セットは前半にリードを許したものの、相手の主砲ネリマンのスパイクを3枚のブロックで封じるなど攻守で隙を見せず、連続得点を奪って連取した。第3セットは前半からリードを広げ、ストレートで勝負を決めた。

 ただ、4日の試合で1勝1敗となれば、25点マッチの「ゴールデンセット」による決着となる。司令塔の古藤は「初戦を取れたのは大きいが、あすの試合の入り方がより重要になる」と気を引き締めた。

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