九州内外から46店舗が軒を連ね、来場客でにぎわう会場=佐賀市松原の佐嘉神社

 佐賀市松原の松原神社で2日、30回目の佐賀城下春の骨董(こっとう)市が始まった。九州内外から46店が出店し、多くの来場客が自分だけの“お宝”を探して歩いた。4日まで。

 境内に軒を連ねたテントの中に陶磁器や西洋アンティークなど、和と洋の古美術品や古道具が所狭しと並んだ。来場客らは暖かな日差しを満喫しながら散策し、古物との一期一会を楽しんだ。

 ひなまつり時期の開催とあって古美術店「時代屋土井」=北九州市=の土井孝訓さん(79)は、100年以上前に作られた土物のひな人形を出展した。土井さんは「神社仏閣の参道で開かれる市は商売の原点。佐賀は焼き物に詳しい客も多いので、こちらも勉強になり楽しい」と話した。

 着物の生地で小物を手作りするのが趣味だという神埼市の大田寿美子さん(59)は、会場で古い着物や帯締めを吟味した。大田さんは「昔の人が手間とお金を掛けてしつらえた質のいい生地にたくさん出合えてうれしい」と、創作意欲を新たにしていた。

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