牛尾梅林の青梅を使った「牛尾山 梅ドレッシング」

牛尾梅林で青梅を収穫する「ふるさと・夢つむぎネットワーク」の会員たち=小城市小城町(提供写真)

 小城市小城町三里地区の住民グループ「ふるさと・夢つむぎネットワーク」(原田紀代代表、20人)は、町内にある牛尾山の梅林で収穫した青梅のドレッシングを発売した。耕作放棄地の再生を目指し、数量限定で手掛けた商品で、原田代表(70)は「市場の評価を得られれば、持続的な取り組みが可能になる」と販売に期待する。

 「ふるさと・夢つむぎネットワーク」は2012年から、耕作放棄地を利用して梅の栽培を続けている。販売価格の低迷などで生産者の減少が続く産地を維持するためで、昨年は15アール(約200本)で約1トンを収穫。地域への関心を高めてもらおうと、商品には産地名を入れ「牛尾山 梅ドレッシング」と名付けた。

 ドレッシングの調理法は、西九州大学佐賀調理製菓専門学校の生徒たちが考案した。青梅の酸味を抑え、味をまろやかにするためオリーブオイルを使用。オイルに多く含まれるオレイン酸は悪玉コレステロールを下げる効果があるとされ、健康志向の消費者にアピールする。

 自社商品に加え、調味料などを受託生産している唐津市の宮島醤油に製造を委託。グループの会員らが種を取り除き、すりつぶした実を同社に供給している。

 牛尾山のイベントで昨年販売した試作品の評価は高く、用意した約200本が完売した。今回は地方創生に関する国の補助金を活用し、約千本を製造した。原田代表は「耕作放棄地の再生は多くの農村に共通する課題。地元の材料を使って収益を上げられる仕組みをつくり上げたい」と話す。

 梅ドレッシングは200ミリリットル入り500円。牛津保健福祉センター「アイル」(牛津町)、農産物直売所「ほたるの郷」(小城町)、自然食レストラン「陽だまり」(多久市東多久町)などで購入できる。

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