佐賀県の2017年産大豆の10アール当たり収量(反収)は前年比25・0%増の185キロで、北海道(244キロ)に次いで全国2位だった。天候に恵まれて7月上旬の適期に播種(はしゅ)(種まき)ができたことなどが要因で、9年ぶりに前年実績を上回った。農林水産省が集計を発表した。

 大豆は佐賀の転作の基幹作物。反収は200キロ超えが続き、08~11年産は4年連続全国首位となった。ただ猛暑や集中豪雨など近年の気象条件の変化や、農家の高齢化や担い手不足により排水対策などの農地管理が行き届かなくなった影響で減少傾向が続き、16年産は148キロとピーク時から半減。全国平均も下回り、全国14位まで落ち込んだ。

 17年産は台風の影響で落葉が早く、つぶはやや小ぶりだったものの、生産量は前年比21・8%増の1万5100トン。北海道(10万トン)、宮城県(1万6千トン)に次いで全国3位だった。

 県農産課の永渕和浩課長は「平年反収と比較すると作況は95。まだ満足できる結果ではないが、全国2位になったのは一定の評価ができる」と話す。県やJAは「麦・大豆1トンどりプロジェクト」と銘打ち、農家の巡回指導を強化するなど増収対策に取り組んでおり、「基本技術の大事さが農家に改めて認識されてきている」としている。

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