カット野菜を製造するJAさが富士町加工食品みやき工場。1日5万6000パックの生産能力がある=三養基郡みやき町原古賀

 カット野菜を製造、販売するJAさが富士町加工食品(佐賀市富士町、副島俊輔社長)のみやき工場が完成し、内覧会が2月28日、三養基郡みやき町原古賀の現地であった。JA関係者や取引先、行政関係者ら約70人が衛生やセキュリティーに配慮した施設を視察した。

 工場は敷地面積8743平方メートルで、建物は平屋建て2274平方メートル。キャベツ、レタス、ダイコンなど袋入りカット野菜を製造し、AコープやJAの食材宅配、大手コンビニなどに出荷する。

 製造ラインは四つあり、1日の生産能力は約5万6千パック。年間2500トンの製造を見込んでおり、地元などから80人を新規雇用する。2月1日から操業を開始している。

 内覧会では、工場の担当者が下処理、前処理、殺菌洗浄、軽量・包装などの工程をラインに沿って説明。参加者は芯を抜いて洗浄したキャベツを千切りにし、パックに詰めて出荷する過程を感心しながら眺めていた。

 核家族化や共働き世帯の増加により、調理の手間がかからないカット野菜の需要は増加を続けており、同社も富士町の第1工場だけでは生産が追いつかなくなっていた。みやき工場は、九州全域に1日3万5千パックを提供している主力取引先、セブン―イレブンへの対応がメインになるという。

 落成祝賀会で、副島社長は「従来の富士町の工場とみやき工場で事業拡大を図っていきたい」とあいさつし、県産野菜の利用拡大による園芸振興や地域の活性化につなげていく考えを述べた。

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