約500体のひな人形などが並べられ、時代ごとの変化を楽しむこともできる=神埼市脊振町の宝光寺

約50年前のひな人形

 神埼市脊振町広滝の宝光寺(筒井道隆住職)で、約500体のひな人形が集まる「山寺のひなまつり」が1日から開かれている。高齢化や1人暮らしなどを理由に、自宅で飾られなくなったひな人形を、地元住民から寄付などを受けて展示している。31日まで。

 脊振町は高齢夫婦や1人暮らしの世帯が増加。娘や孫が成長して家を離れていく中で、自宅でひな壇を飾る機会が減少したことなどを理由に、「お寺で預かってほしい」とひな人形の寄付が続いているという。

 筒井住職は、本堂横にある庫裏(自宅)の2階で十数年間展示。そんな中で「多くの人に見てもらうことで人形も喜ぶ。お寺にも足を運んでもらえる」と考え、3年前から開始した。

 また、過疎化が進む脊振ににぎわいをもたらすことも狙いの一つ。昨年は子どもたちを含めて約千人の来場があった。会場には約50年前のひな人形、有田焼の陶人形などいろいろな種類の人形が並ぶ。今年は、7段のひな壇に2セットの人形も飾り、自宅では味わえない雰囲気の中で楽しむことができる。

 筒井住職は「だれでも気軽に来てほしい。笑顔で帰ってもらい、次の日の活力にしてもらえれば」と来場を呼び掛ける。入場無料で、駐車場は10台収容できる。問い合わせは宝光寺、電話0952(59)2766。

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