県議会の代表質問で答弁する山口祥義知事=県議会

 佐賀県の2月定例議会は1日、自民党の坂口祐樹議員と県民ネットワークの藤崎輝樹議員が代表質問して国政課題や県政運営をただした。山口祥義知事は17日開幕の肥前さが幕末維新博覧会(維新博)について、「投資効率は高い」との認識を示した。九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化を求める長崎県の動きに対し、「合意にないことが声高に主張されるのに違和感がある」とけん制した。

 維新博で多額の予算を投じることに関し、山口知事は「(薩長土肥で)佐賀は薩長土と遜色なく、むしろそれ以上のものがあり、150年の機会に取り組むのは投資効率としては高い」と説明。全国的な明治維新ブームの状況にも触れて集客に注力する意向を示し、「県民に佐賀の誇りを再認識してもらうのが成功のポイント」と強調した。

 新幹線問題では、全線フル規格化は800億円の地元負担の追加を理由に「現実的ではない」と改めて指摘した。長崎県の全線フル規格化への要望が強まる中、フリーゲージトレインの導入を前提とした関係機関などの合意事項を挙げて「合意は非常に重く、誠実に守る姿勢で臨んでいる」と述べた。中村法道長崎県知事との面談の可否は、「申し出があれば、内容いかんを問わず会って話をする」と答えた。

 神埼市の陸上自衛隊ヘリコプター墜落事故で、防衛省の自治体に対する情報提供に関しては「節目ごとに丁寧な関係市町への説明を行っていて、真摯(しんし)に対応している」との認識を示した。

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