蔵開きで案内役を務める古舘正典社長=鳴滝酒造の麹室

 旧唐津市内唯一の蔵元、鳴滝酒造(唐津市神田)は10日から計8回、初めての蔵開きを行う。古舘正典社長(51)自らの案内でゆっくり酒蔵を見学してもらおうと、毎回25人限定で企画したところ、早くも9割が埋まる人気だ。

 鳴滝酒造は宝永年間、1705年創業の太閤酒造など三つの酒造元が企業合同で1974年に設立。良質な水を求めて、通称「神田お茶の水」と呼ばれる市郊外の山裾に新蔵を構えた。

 代表銘柄の「聚楽太閤(じゅらくたいこう)」をはじめ、唐津くんちで訪問先に持参する酒としても地元で絶大な人気を持つ。蔵を見たいという要望も寄せられていたが、交通の便に加え、酒造り期間中の蔵開放に不安もあったという。

 そこで酒造りの終盤期、人数を絞って3月10、17、18、31日の午前、午後に企画。地元ファンを中心に応募が相次ぎ、計200人のうち、17、18日の午前、10人前後の空きがあるだけとなった。

 同社の年間製造数量は一升瓶にして13万8千本。吟醸、純米酒人気で平均単価が上昇しているといい、「日本酒への関心の高さを実感した」と古舘社長。当日は酒造りの心臓部と言われる「麹室」も案内する。参加費500円。申し込みは電話0955(74)3125。

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