「さがびより」と「夢しずく」の「特A」評価獲得を喜ぶ大隈博義常務(中央)らJAさがの関係者=佐賀市の県JA会館

 日本穀物検定協会が28日に発表した2017年産米の食味ランキングで、佐賀県産の「さがびより」が8年連続、「夢しずく」が初めて最高ランクの「特A」評価を獲得した。ともに県が開発した独自品種。18年産米から国による生産調整(減反)がなくなり、産地間競争の激化も見込まれる中、今回の「ダブル特A」は佐賀ブランドPRの追い風になりそうだ。

 09年に導入されたさがびよりは、暑さに強い大粒の中生品種で、もっちりとした食感や甘み、香りが高く評価されている。県によると、17年産の作付面積は約5180ヘクタール。夢しずくは00年に導入され、翌年から本格栽培が始まった。ほどよい粘りと優れた味わいが特長。早生で病害虫のウンカ類の影響を受けにくいことから、17年産は県内で最も多い約5620ヘクタールを作付けした。

 会見したJAさがの大隈博義常務理事は「2大品種が競い合いながら食味を追求している」と農家の努力を評価。県農産課の永渕和浩課長はコメ政策の転換に触れた上で「両品種の特A評価を錦の御旗として、県産米の生産安定とブランド力向上により一層磨きをかけていきたい」と語った。

 食味ランクは、銘柄を隠して炊いた白飯を、専門家20人が外観や味、粘りなど6項目で評価する。今回は44道府県から151産地品種が出品され、「特A」には43銘柄(前年比1減)が選ばれた。このほかの県産米は「コシヒカリ」が2番目の「A」評価だった。

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