「性的マイノリティーの子どもたちが笑顔で過ごせる学校をつくっていきたい」と話す小林誠さん=伊万里市民センター

「性的マイノリティーの子どもたちが笑顔で過ごせる学校をつくっていきたい」と話す小林誠さん=伊万里市民センター

 多様な性の在り方を理解するための研修会が26日、伊万里市民センターで開かれた。男性の同性愛者で小学校教諭の小林誠さん(51)が講演し、性的マイノリティー(LGBT)への正しい理解を求め、誰もが自分らしく生きられる社会への思いを語った。

 県内の小学校に勤める小林さんは3年前、同僚や上司にカミングアウトした。以来、職場内で教職員向けのLGBT研修を担当しているが、不特定多数の人を相手に話すのは今回が初めてとなった。

 講演では、性的マイノリティーに関して「総称としてLGBTが使われているが、『生物学的性』『性自認』『性的指向』などの組み合わせにより性の在り方は千差万別。マジョリティーもそのうちの一つと考えると、普通って何だろうと思いませんか」と問い掛けた。

 また、性的マイノリティーについての無理解が、当事者の子どもたちを孤立させていると指摘。「多くの人が社会に出て同じ悩みを持つ仲間と出会い、ありのままの自分を受け入れられるようになる。そこにたどり着くまでの一番苦しい時期を支えてくれる良き理解者を増やしていくことが大切」と訴えた。

 結びに、「多様性は可能性。当事者の子どもたちがにこにこ笑顔で過ごせる学校を、これからつくっていきたい」と決意を述べた小林さん。今後も講演活動を続けたいという。

 研修会は市男女協働参画懇話会「いまりプラザ」が主催し、市民ら40人が参加した。

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