秋光川沿いの土手がホタル見物客でにぎわう場面。出演者たちは立ち位置やせりふなどを確認した=基山町民会館

 基山町民の手作り創作劇「ホタル列車」が11日、基山町民会館で上演される。大正から昭和初期にかけてホタルの名所として知られた同町へ、博多駅から運行していたという列車が題材。公演に向け、出演者たちの稽古にも熱が入っている。

 11月27日には本番の舞台となる町民会館大ホールで通し稽古があり、出演者は立ち位置や微妙な身ぶり、せりふのタイミングなどを入念に確認した。当日は満席が予想され、ホールは約800人の観客で埋まる。九州帝国大のホタル研究者を演じる安平光君(12)=若基小6年=は「ホタルをこよなく愛する青年になり切って、基山の歴史を一人でも多くのお客さんに伝えたい」と重圧に負けない演技を誓っていた。

 町では、築造1350周年を迎えた国指定特別史跡「基肄(きい)城」を題材に、2012年から15年まで地元の小中学生が創作劇「こころつないで」を熱演した。町に芽生えた演劇の芽を花開かせようと、今年からは新たに社会人も交えた「きやま創作劇」として町の歴史や文化を舞台に仕立てて伝える活動を継続している。

 ▽「ホタル列車」は11日に2部公演。第1部は午前11時半から、第2部は午後3時半から。入場無料。問い合わせは基山町まちづくり課、電話0942(92)7935。

このエントリーをはてなブックマークに追加