書道部で「旅」の文字を草書体で揮毫(きごう)する、留学生のエマさん

 武雄高の自慢の一つが、留学が盛んなこと。「1学年に3~4人の留学生がいる」そうで、ドイツからの留学生フェラー・エマさん(17)もその1人。「全然違う文化に触れたい」と3月に来日し、10カ月間の佐賀滞在を満喫中だ。

 「本格的に日本語を勉強し始めたのは来佐以降」というが、エマさんの日本語はとても流ちょうだ。所属する書道部を記者が見学した際も、草書体で美しい揮毫(きごう)を披露してくれた。「最初は意思疎通に苦労したけど、皆少しずつ(上達するのに)付き合ってくれた」と感謝するエマさん。武雄高生たちの温かい接し方が、エマさんの留学体験をより充実したものにしているようだ。

 逆に海外へ留学する生徒もおり、田中稀(き)ひろさん(18)はフィリピン留学を経験。富裕層と貧困層が隣り合わせの環境にある同国で、「ストリートチルドレンが車のドアをたたいて物乞いする」場面にも遭遇。大きな衝撃を受けた。「長期滞在で国に身を浸してこそ大きな経験を得られた。国際的な仕事が将来の目標なので、この留学が生きるはず」と話す。

 国際色豊かな武雄高から、どんな人材が羽ばたくのか楽しみだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加