防災と地域づくりについて講演した被災地NGO協働センターの鈴木隆太さん=白石町の有明公民館

 防災を通して地域づくりについて考える催しが24日、白石町の有明公民館であった。被災地NGO恊働センターの鈴木隆太さん(42)=武雄市=が、参加した約50人に地域性の異なる各地で取り組んできた被災地支援活動を基に講演し、「地域力は防災力になる」と訴えた。

 鈴木さんは阪神淡路大震災や新潟中越地震、また一昨年の熊本地震などについて、それぞれの時代背景や地域産業、地震後の地域のあり方や住民生活を紹介した。中でも熊本地震ついては、「地域の被害、どれだけの人が地域に戻りたいと言っているかなどを踏まえて、住宅や地域の再建をいま話し合っている」と現状を報告し、「地域のつながりがあるからみんなで集まって話し合える。つながりの薄い都市部ではこれが難しい」と指摘した。

 また災害時の救助は、消防や自衛隊よりも近隣住民の手によるケースの方が多いことを説明した上で、「地域にどんな人がいて、どのような生活を送っているのか知っておくことが大事」と強調。合わせて「働き盛りの男性陣は昼間、地域にいないことがあるし、嫁いできた女性は、地域を違う目線で見て、より良くする考えをもっていることがある」と、女性の役割の大きさにも触れた。

 催しは、白石町の男女共同参画グループ「みらいネットの会」が開いた。

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