落合陽一さん(右)が佐賀県とのコラボで制作した空中を泳ぎ回る呼子イカのインスタレーション=東京・玉川の二子玉川ライズ

 3・5メートルの巨大なCGのイカが色を変えながら空間をリアルに泳ぎ回る。メディアアーティスト落合陽一さん(筑波大准教授)が佐賀県とのコラボで発表したインスタレーション作品「YOBUKO」の体験イベントが27日、東京都内で開かれた。鑑賞者の服の色に同調して変色する特殊な立体映像で、呼子イカの「透明な美しさ」をアートとして表現するユニークな試みとなっている。

 人気ゲームやアニメとコラボしてきた佐賀県が地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の20弾目のパートナーに選んだのは、「現代の魔法使い」と呼ばれる落合氏。空中に立体映像を描き、自在に動かす作品群が注目を集めている。「色の変化、リアルな動きにこだわった。いつもと違う形でイカと向き合ってほしい」と呼び掛けた。

 県の調査で呼子イカの知名度は23%だった。山口祥義知事は「イカが透明なのはストレスフリーだから。皆さんも呼子に来ればストレスなく透明になれる」とアピールした。茨城弁のどつき漫才で人気のお笑いコンビ「カミナリ」と女優の内田理央さんが登場、イカをネタに山口知事も絡み、会場の笑いを誘った。

 イベントは世田谷区の二子玉川ライズで28日まで。呼子イカの刺し身と佐賀の日本酒を有田焼の器で振る舞っている。

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