生徒作品コンクールの全国審査で2位になった大宅さん(左から2人目)と辻さん(同3人目)。使ってもらう家族と作品と一緒に市長に入賞を報告した=武雄市役所

 「全国中学生創造ものづくり教育フェア」の生徒作品コンクールで、武雄市の山内中3年の大宅正義さんが2位、辻萌花(もえか)さんが6位に輝いた。畳を用いて座り心地をよくした椅子、大切な書類が収納できる隠し引き出しのある整理棚と、使う家族への思いと工夫が詰まっている。

大宅さんの「父母の応援席」は2人が仲良く座れる椅子。サイドテーブルを引き出して弁当が置け、ペットボトルが立つ引き出しなど、野球の応援に来てくれる父母の使い勝手を考え、自作の畳をはめ込んだ。

 辻さんの「ばあちゃんの整理箱」は役職が増えた祖母の書類入れに作った。六つの大小の引き出しに加え、底の部分には隠し引き出しも設けた。金具や木目を考えた模様など、おしゃれな感じにも気を配った。

 2人は26日、家族と一緒に小松政市長に受賞を報告した。「強度を考えたり脚や引き出しの調整が難しかった」(大宅さん)、「角を45度に削るのが大変だった」(辻さん)と7カ月の苦労を伝えた。

 小松市長は「誰かの役に立ちたいという出発点と、使いやすいようにイメージを重ねたところが素晴らしい」と称賛。家族も「素晴らしいものができた。使うのが楽しみ」と笑顔を見せた。作品は3月8日まで、市役所2階に展示する。

 コンクールは各都道府県から5点ずつ選ばれた作品で全国審査があった。

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