ボクシング

成富(杵島商)拓殖大に 国体準V

えひめ国体ボクシング少年男子ウエルター級準決勝 果敢な攻めで決勝進出を果たした成富丈一郎(杵島商)=2017年10月8日、愛媛県の松前公園体育館

 えひめ国体ボクシング少年男子ウエルター級で準優勝を飾った成富丈一郎(杵島商)は、プロやオリンピック選手を多数輩出している関東の強豪拓殖大に進む。「守りの技術を磨き、全日本選手権優勝を目指したい」と力を込める。
 小学5年の時、全国総体に出場経験のある父裕幸さんに連れられ、鳥栖市のボクシングクラブ「フィッ鳥栖」の門をたたいたが、「殴られるのは痛いし怖い」と最初は嫌々だった。

拓殖大に進み、学生王者を目指す杵島商の成富丈一郎=大町町の同校

 辛抱強く真面目に練習に取り組み、小学6年で試合に出ると、元々体格がよかったこともあっていきなり初勝利を挙げた。「すごく気持ちいい」。勝つ喜びを知り、競技にのめり込んだ。中学3年の時にアンダージュニア王座決定戦(63-66キロ級)で優勝。鋭い左でリズムを刻み、右ストレートで相手を圧倒する今の形をつくり上げた。
 高校は鳥栖で指導を受けた森田隆宏監督を慕って杵島商へ。2年時に階級を上げ、ウエルター級にしてからは九州大会優勝、全国総体8強と着実に実績を重ねた。
 高校最後の舞台となったえひめ国体は、学校前の坂道ダッシュや持久走で培ったスタミナを生かし、磨き上げた左で奮闘。決勝で惜しくも敗れたが、「高校3年間でやってきたことをすべて出し切れた」と胸を張る。
 拓殖大には全国から重量級の好敵手が集まる。「まずは大学の代表に」と成富。新たな挑戦に胸が躍る。

【その他の選手】 ライトウエルター級の大庭剛(杵島商)は成富と同じ拓殖大に進学。えひめ国体少年男子ライトウエルター級3位の木村歩夢(高志館)は東京農大、ライトフライ級の香月玲音(同)は芦屋大(兵庫)で高みを目指す。

ソフトボール

塚本、日本リーグ・ホンダへ 佐賀女子

南東北総体ソフトボール女子2回戦・弘前実(青森)-佐賀女子 1回裏無死、佐賀女子の塚本蛍が右翼席に本塁打を放ち、1-1と同点に追い付く=2017年7月31日、山形県西置賜郡の白鷹町ソフトボール場

 2017年8月の全国総体2回戦・弘前実(青森)戦。0-1で迎えた1回裏、佐賀女子の1番塚本蛍が放った強烈な一発は、ぐんぐん伸びて右翼席に消えた。自慢のフルスイングで流れを呼び込み、チームの主力としての成長を感じさせた。
 地元の千代田西部少年で軟式野球を始め、中学進学を機にソフトボールに転向した。姉とともに毎日500回の素振りを日課とし、地道な練習で力を付けると、中学3年の時に世代別の日本代表に選出された。
 佐賀女子では打力を買われて入学直後からスタメンに名を連ねたが、すぐに壁にぶつかった。「練習で打てるのに本番で打てない」。仲間の足を引っ張りたくない一心で必死に練習したが、それでも簡単には好転しなかった。

実業団ホンダに進む佐賀女子の塚本蛍=佐賀市の同校

 そんな塚本を変えたのは強い責任感と恩師への感謝の思いだった。2年の秋から主将としてチームをけん引。ちょうど同時期に体調を崩していた久保田昭前監督に「自分が打って勝ったと伝えたい」と、誰よりも真剣に練習に打ち込んだ。
 一振り一振りに気持ちを込めた毎日のスイングが、足らなかった勝負強さを生み出した。
 卒業後は日本リーグのホンダに進み、佐賀女子の先輩で昨季本塁打王の森山遥菜らと日本一を目指す。「夢は日本代表」。努力の日々は続いていく。

 【その他の選手】 佐賀女子の堅守を支えた三塁手の武富沙耶は中京大、遊撃手の分藤柚葉は日本文理大でそれぞれプレーを続け、頂点を目指す。

ラグビー

U-18日本代表 小栁(佐賀工)帝京大へ

佐賀工―国学院久我山 後半、トライを決める佐賀工・小柳=1月、花園

 全国大会に36年連続で出場した佐賀工は9人が大学に進む。FW陣は、主将を務めたFL松田晃汰とFL中尾太河が国学院大へ。U-18日本代表候補のPR石川大貴は青山学院大、身長188センチのLO山内開斗は日大で飛躍を期す。
 バックスは、ユース7人制日本代表でアジア大会優勝を経験したFB松本純弥が明治大、U-18日本代表のCTB小栁琢登が帝京大へ。関東学院大に進むPR谷口颯、LO山崎海、日大に進むHO大塚慎太郎らと競い合いながら、さらなるレベルアップを図る。SO仲西海人は新日鉄住金八幡製鉄所(北九州市)、FL土橋篤は大同特殊鋼(名古屋市)に就職し、それぞれプレーを続ける。

高校野球

エース森田、早大進学 初の甲子園早稲田佐賀

1回戦・聖心ウルスラ学園-早稲田佐賀 4回途中から救援し、力投する早稲田佐賀の森田直哉=昨年8月、甲子園

 開校・創部8年目にして初の甲子園出場を果たした早稲田佐賀。エースの森田直哉、主将の占部晃太朗、甲子園で適時打を放った鈴木隆太は早稲田大へ。嬉野市出身の小部純平は関西学院大で競技を続ける。
 秋春と2季連続で県大会を制した佐賀北は、主力の古川航輝が日体大、大串郁人主将が神奈川大へ進学。主戦の中島拓朗は福岡大の準硬式でプレーする。夏の県大会で4強入りした佐賀工のエース嶋大輝は久留米工大、佐賀学園の好打者、江頭且行は国士舘大で飛躍を期す。

陸上

全国駅伝鳥栖工メンバー
    森は中大、三俣は神奈川大

全国高校駅伝でたすきを受け取り、勢いよく走りだす鳥栖工の3区森智哉=昨年12月、京都市内

 【男子】北九州地区予選800メートルで優勝し、南東北総体に出場した古川凌雅(伊万里)は環太平洋大に進む。全国高校駅伝に出場した鳥栖工の森智哉は中大、三俣友作は神奈川大で健脚を磨く。県高校駅伝で2位だった白石の吉岡智輝は順大に進み、一ノ瀬涼太は流通経済大で競技を続ける。
 【女子】全国高校駅伝に出場した清和の大久保麻紀は十八銀行、全国都道府県対抗駅伝に出場した鳥栖工の田中佑香は福岡大に進む。
 

 

 

サッカー

江頭は関西福祉大、中里阪南大に 佐賀東

県大会決勝・佐賀東-佐賀学園 後半18分、シュートを決めたMF江頭弘太(中央)のもとに駆け寄る佐賀東イレブン=昨年11月、鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 【男子】夏の全国総体、冬の全国選手権に出場した佐賀東。主将の江頭弘太は関西福祉大でプレーを続ける。最終ラインの山田昭汰は福岡大、松田凜太郎は徳山大、中村恒介は中京大、都渡倭は九州共立大に進学。中盤の高峯健輔は大阪産業大、石橋翼は神奈川大で競技を続け、全国選手権で得点を挙げたエースの中里知己は阪南大でレベルアップを図る。
 全国選手権の県大会で準優勝した佐賀学園の中島廉史は九州リーグに参戦する川副クラブで天皇杯出場を目指す。ワントップの小田和博とサイドの起点だった吉田正輝はともに九州共立大へ。中盤をけん引した野村凌と左サイドバックの重遥大は日本文理大で技を磨く。県総体で準優勝した佐賀商の主将井手勝貴は佐賀大、緒方大は久留米大で競技を続ける。
 【女子】県総体で8連覇した神埼のゲームキャプテン片渕優衣は愛知東邦大で高みを目指す。守護神の田中眞子は長崎国際大に進む。

ウエイトリフティング

 南東北総体とえひめ国体に出場した田代源(有田工)は九州国際大、前田優斗(同)は福岡大で腕を磨く。

登山

 全国高校選抜クライミング男子団体で3位入賞した佐賀星生学園の中武凌雅は県内に就職。競技を続けて国体出場を目指す。

バレーボール

 春高バレーに出場した男子・佐賀商のセッター石橋諒弥、リベロ前田涼佑はともに長崎国際大で力を高める。

弓道

 全国選抜大会に出場した小城の坂井康佑は日大で技に磨きをかける。

卓球

 南東北総体で16強入りした男子の北陵。竹尾幹也は西日本工大、藤川蓮大は福岡大、田邊駿一は熊本学園大で競技を続ける。女子シングルスで全国総体に出場した敬徳の熊谷和歌は藤ミレニアム(大阪府)で腕を磨く。

ライフル射撃

 一昨年の岩手国体少年男子ビームライフル立射で2位入賞し、昨年の全国選抜でも4位入賞した佐賀学園の林晃輝は中央大に進む。

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