福岡高裁の諫早湾干拓訴訟、和解協議へ

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の開門問題を巡る訴訟で、福岡高裁(西井和徒裁判長)は26日午前、非公開の弁論準備手続きを行い、同日午後1時半に口頭弁論を開いて結審し、その後に開門を求める漁業者側弁護団と国に対して和解勧告する方針を示した。結審後に和解協議に入ることになる。

 これまでの審理で弁護団と国の双方が和解協議に前向きな姿勢を示していた。弁護団は開門を前提に漁業と干拓地などの農業の振興を提案しているのに対し、国側は開門せずに100億円の漁業振興基金案の創設による解決を目指している。訴訟では、開門を命じた福岡高裁確定判決を履行しない国が、勝訴原告の漁業者らに対する制裁金支払いの強制執行をしないよう求めている。

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