成富兵庫成安が設計した石井樋の「象の鼻=中央」と「天狗(てんぐ)の鼻=右」=佐賀市の嘉瀬川

 「治水の神様」成富兵庫茂安の名とともに、佐賀っ子にはなじみ深いスポットだ。大井手堰(ぜき)でせき止められた水が「象の鼻」「天狗(てんぐ)の鼻」と呼ばれる石積みの構造物の間を通って導かれ、多布施川の起点となる。

 2005年に復元されたが、あまりに規模が大きく、地上から一目では見渡せない。ドローン(小型無人ヘリ)で高度100メートルから見下ろすと、ようやく全貌が見えてきた。重機などない約400年前に、このような事業をやり遂げた茂安の偉業を体感できた。

 一帯は公園として整備され、散歩やピクニックにも最適。隣接する「さが水ものがたり館」では、ジオラマや映像で石井樋への理解を深めることができる。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加