アルゼンチン北部ビジャ・カルロス・パスの墓地で、飼い主の墓のそばに座るカピタン=2015年(ボス・デル・インテリオル紙提供・共同)

 【リオデジャネイロ共同】南米アルゼンチン北部ビジャ・カルロス・パスで飼い主の亡き後、11年間にわたり墓に寄り添い続けた犬が老衰で死んだ。日本のハチ公のような忠犬ぶりに、地元では銅像を建てて人々の記憶にとどめようという動きが出ている。

 地元メディアによると、カピタンという名のジャーマンシェパード系の雑種の雄。2006年3月、飼い主のミゲル・グスマンさんが亡くなった後、姿を消し、翌07年1月にグスマンさんが葬られた墓地にすみ着いているのが発見された。どうやって墓地にたどり着いたかは分かっていない。

 夕方6時になると毎日、飼い主の墓のそばに座って寄り添う姿は市民の驚きと共感を呼び、マスコミに取り上げられて有名になった。墓地の関係者や動物保護団体が世話をしていたが、近年は腎臓の病気などを抱えて体が弱り、今年2月18日に推定16歳で死んだ。市ではカピタンをグスマンさんの近くに埋葬しようという計画が進む。また、日本のハチ公のように銅像を建てる案が持ち上がっている。

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