旧大島邸の会場。右の床の間にあるのが、京都の紫宸殿を模して幕末に作られた「御殿雛」=唐津市南城内

 唐津市内の旧家に伝わる雛(ひな)飾りなどを展示する「唐津のひいな遊び」が市内5会場で24日に始まった。19回目の今年は、会場に加わった旧大島邸の開館を記念し、「唐津の江戸をさがそう」をテーマに各会場で趣向を凝らしている。3月11日まで。

 昨年4月に移築復元され、よみがえった南城内の旧大島邸は、武家だった大島家が明治中期に建てた邸宅。同家が保有し、九州最古とされる江戸初期の「寛永雛」と江戸中期の「享保雛」を里帰り展示している。訪れた同市二タ子の内藤伸一郎さん(75)は「徳川家光と吉宗が将軍だったころのもの。よく残っていたなあ」と感心していた。

 同家に伝わる明治期の「古今雛」も並ぶ。15畳和室の床の間には、別の旧家に伝わる江戸末期の大がかりな「御殿雛」が飾られ、25日午後2時からは御殿雛の講演会も開かれる。

 ほかの会場は、古代の森会館(鏡)、埋門ノ館(北城内)、旧唐津銀行(本町)、鯨組主中尾家屋敷(呼子町)。低価で提供する着物の着付けサービスや、期間中に限定商品を出す飲食店もある。問い合わせは古代の森会館内の事務局、電話0955(77)0510。

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