貝びなづくりに熱中する子どもたち=佐賀城本丸歴史館

十四代今泉今右衛門さん(左)から表彰状を受け取る子ども=佐賀城本丸歴史館

 佐賀市の小中学生が手作りしたひな人形を展示する「子どもびなの宴(うたげ)」の表彰式が24日、佐賀城本丸歴史館であった。十四代今泉今右衛門さん(55)が、約2千体のおひなさまの中から特に個性の光る23作品を選び、生徒児童に表彰状と記念品を手渡した。

 佐賀城下ひなまつりに合わせて展示し、4回目になる今年は25校の子どもたちが出品した。選出作品の中には、サンタクロースやドラゴンなど自由な発想のひな人形もあり、「丁寧でかわいいで賞」や「元気で賞」など今右衛門さんが考えた賞が贈られた。

 今右衛門さんは「顔つきや服の部分が丁寧に一つ一つ作り込んでいると感じた」「堂々として元気な感じですごくきれいな色でよかった」と一人一人に声を掛けながら賞状を手渡した。緑色のドラゴンのおひなさまで「強そうで賞」を受賞した白水佑弥君(8)=久保泉小2年=は「初めて賞状をもらってうれしい。いろんな人に見てもらいたい」と喜んだ。

 子どもたちの作品に触れた今右衛門さんは「一生懸命に作った気持ちは言葉が通じない人にも伝わり、いろいろな人に感動を与える。そのすばらしさを知ってもらえれば」と思いを語った。企画した公益財団法人理事長で鍋島家十五代当主の鍋島直晶さん(58)は「始めた当初は上手に作ろうという作品が多かったが、年々子どもたちの純粋な思いがつまった作品が増えてきた」と振り返った。

 表彰式では、今泉今右衛門さんと子どもたちが貝にペンで絵を描く貝びなづくりもあった。

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