激闘を繰り広げる選手たちに声援を送る鳥栖サポーター=鳥栖市のベストアメニティスタジアム(撮影・鶴澤弘樹)

 Jリーグ史上初めて金曜夜の開幕となったスタジアムに、1万9633人の大歓声が響いた。サッカーJ1・サガン鳥栖は23日、ホームのベストアメニティスタジアムでヴィッセル神戸と対戦、1-1で引き分けた。白星は逃したものの、勝ち点1を獲得、ゴール裏に詰め掛けたサポーターは「今年こそはタイトル、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)出場を」と期待を膨らませた。 

 初の平日開幕は通常より1時間遅い午後8時にキックオフ。サラリーマンらに配慮した取り組みはサポーターに好評で、仕事を終えて神埼市から駆け付けた会社員内田慎二さん(50)=は「これまで平日のゲームは試合開始に間に合わないことが多かった。今日は余裕を持って来られた」と歓迎した。

 試合開始直後の前半3分、FW田川選手が自ら得たPKを冷静に決めると、観客のボルテージは一気に最高潮に。“新エース”の活躍を飛び跳ねて喜んだ荒木良樹さん(32)=佐賀市=は「今季の始まりにふさわしいゴール。幸先のいいスタートが切れた」と声を弾ませた。

 前半を1点リードして折り返すと、ゴール裏で声援を送った光安麻実さん(31)=久留米市=は「開幕戦はとにかく勝利が大事。このまま逃げ切って」と祈るような表情。後半42分に同点に追い付かれ、そのまま試合を終えると、小城市の高校生寺﨑万祐さん(16)は「引き分けは残念だけど、権田選手や吉田選手など今後に期待が持てるプレーが見られた。今年もやってくれるはず」と次節、V・ファーレン長崎との西九州ダービーでの勝利を願った。

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