九州電力は23日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)を試験使用するための申請書を原子力規制委員会に提出した。承認されれば、3月16日から原子炉内の圧力や温度を上げる作業に取りかかる。試験使用開始から再稼働まで1週間程度かかり、同23日ごろに再稼働するとみられる。

 原子力規制庁の検査官が工事計画通りに安全対策が実施されているかを現地で確認する使用前検査の合格後でなければ、原発は使用できない。ただ、原子炉を臨界にし、電気出力を100%にした状態で正常に機能するかどうかをみる「5号検査」を受検するため、事業者は原子炉等規制法に基づき試験使用を申請する。

 3号機の使用前検査は昨年9月に始まった。検査は1~5号まであり、現在は燃料装塡(そうてん)前の3号検査まで済んでいる。原子炉起動前に機能や性能を確認する4号検査を3月5日に予定、九電は4月下旬の5号検査終了、営業運転復帰を目指している。

 2015年に再稼働した川内原発1、2号機(鹿児島県)は試験使用開始から原子炉起動まで1週間程度を要した。

 九電はこの日、神戸製鋼所の製品データ改ざん問題を受けた調査が玄海4号機でも完了し、「安全に影響を与えるものではない」と発表した。4号機は4月に燃料装塡、5月再稼働を見込む。(大橋諒)

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