鳥栖―神戸 前半3分、鳥栖FW田川がPKを決めて先制する=鳥栖市のベストアメニティスタジアム(撮影・山田宏一郎)

■田川先制も後半高さに屈す

 厳しい寒さが残る中、鳥栖はJ1の幕開けにふさわしい激闘を繰り広げた。開始直後にFW田川のPKで先制したものの、神戸の後半の猛攻を封じ切れず、1-1の引き分け。インフルエンザのフィッカデンティ監督に代わり、指揮を執ったコンカ・コーチは「90分間戦い抜く気持ちを見せてくれた」と、最後まで体を張って守ったイレブンをねぎらった。

 電光石火の一撃だった。前半2分、後ろからのパスに反応し、スピードを生かして抜け出した田川がPKを獲得。自ら左足を思いきり振り抜き、ゴール右に突き刺した。今季の「Jファーストゴール」を有言実行した。

 神戸は後半、息を吹き返し、前線に長身の外国人FWを投入。クロスを多用する相手に対し、鳥栖も長身のDF高橋祐を加えて対抗した。GK権田も再三好セーブを見せたが、42分、ゴール前の混戦から神戸FWハーフナーに決められた。

 鳥栖は今季、J1昇格後最長となる3週間の沖縄キャンプを敢行。昨季の主力、新加入選手ともに「体が勝手に動くようになるまで準備してきた」と新主将のDF吉田。ただ、逃げ切れなかったこの日の結果には「ボールにあと半歩いけなかった。その半歩を突き詰めていく」と反省した。

 フィッカデンティ監督が就任し、3年目の「勝負の年」。チームはこれまでの戦術の継続と磨き上げを誓っている。耐え抜いてつかんだ勝ち点1は、今後の躍進に必ずつながるはずだ。

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