県茶共進会「荒茶の部」で最優秀賞となり、表彰状を受け取る橋爪和広さん(右)=嬉野市公会堂

 2017年度の佐賀県茶業振興大会(県茶生産振興協議会主催)が20日、嬉野市で開かれた。県茶共進会の受賞者による事例報告を通して良質の茶を生産するノウハウを共有。「うれしの茶」ブランドの定着に向けて、全国品評会で最高の農林水産大臣賞奪還を目指す大会宣言を決議した。

 共進会「荒茶の部」で最優秀賞に選ばれた橋爪和広さん(58)=嬉野市、「茶園の部」最優秀賞の宮園友文さん(55)=同=が表彰後、栽培の管理方法について報告した。

 橋爪さんは4・3ヘクタールの茶園にコンテナ式の乗用摘採機を導入し、作業負担を軽減していると説明した。今後は早生(わせ)や晩生品種の栽培に取り組むとし、「摘採期を分散して安定生産できる体制を整えていきたい」と話した。

 宮園さんは、標高330メートルの茶園で渋味が少ない品種「つゆひかり」を栽培している。機械を通す土壌が固くなり、茶の生育に影響が出ないように、土にもみ殻を混ぜていることなどを報告した。

 大会宣言では、全国品評会で13年以来受賞から遠ざかっている農水大臣賞と、2年ぶりとなる産地賞の受賞に向けて努力していくと決議した。茶業功労者として、元県農協監事で大型製茶工場の生産部会長などを務めた富永敏文さん(70)=嬉野市=を表彰した。

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