再発防止などを求める意見書を全会一致で可決した佐賀県議会=県議会棟の議場

 神埼市千代田町の民家に陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故に関連し、佐賀県議会は22日、国に厳重に抗議し、被害に遭った女児や地域住民の心身のケアを求めることなどを盛り込んだ意見書を全会一致で可決した。石倉秀郷議長が23日、小野寺五典防衛相に手渡す。

 意見書は全36議員が提案者で、首相、防衛相、衆参両院議長宛て。事故現場周辺は幼稚園や小学校もある住宅地で、一歩間違えば大惨事を引き起こしかねない事態として「大変憂慮している」と指摘した。県民から多くの不安の声が上がっていることを踏まえ、徹底した事故原因の究明と再発防止策や適切な補償、自治体などへの迅速な情報提供と説明を求めた。

 議会終了後、石倉議長は「重大かつ急を要する案件でもある。国会開催中だが、ぜひ防衛相に直接会って議会の意思を伝えたい」と述べた。

 一方、山口祥義知事は議会冒頭で事故に触れ、発生直後の対応状況や11日の小野寺防衛相来県時に、原因究明や再発防止の徹底、被害家族ら住民への丁寧な対応を要請したことを報告。「(自宅が焼失した)家族に寄り添った支援を行い、周辺住民に対しても神埼市と共に支援していく」と語った。

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