赤い線で描かれたスペインの洞窟壁画(研究チーム提供)

 これまで現生人類のホモ・サピエンス(新人)が描いたと考えられてきたスペインの洞窟内にある壁画が、実は旧人のネアンデルタール人の手によるものだったとの調査結果を、ドイツの研究チームが22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 約4万年前とされてきた年代を、新たな測定で6万年以上前に改めた。壁画発見後の1913年の論文では、動物やはしごのような抽象的な記号が模写されていた。記号を扱う思考は新人の特徴とされてきたが、旧人も高い知性を持っていた可能性がある。

 調査した研究チームは「抽象的な思考法の起源は、新人と旧人の共通の祖先までさかのぼる」としている。

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