佐賀県内で昨年1年間、各警察署に届けられた落とし物は前年より5960件多い8万6234件で、過去最多だったと県警が21日に発表した。ショッピングセンターやドラッグストアなど大型店舗の増加に伴い、買い物客が置き忘れた購入品を店側が届け出るケースも増え、全体を押し上げているとみている。

 拾得物で最も多かったのは、タオルやティッシュペーパーなどの生活用品で9762件。次いで電子マネーカードを含むキャッシュカード類5147件、傘4881件、会員証類4638件となっている。携帯電話は1814件だった。銀歯や骨つぼもあった。

 拾得された現金の総額は約8370万円で、10万円以上の高額は87件あった。最高額はショルダーバッグに入っていた137万円で、持ち主に戻った。

 2011年までは傘が最も多かったが、12年からは生活用品が1位になり、増加傾向にある。県警会計課によると、店で買い物を終えて袋詰めをする際、置き忘れるケースが多いという。「大型店舗は週に1度、1週間分の拾得物を警察に届けている」と話す。

 一方、遺失届は拾得届の4分の1に満たない1万9713件(前年比9件減)にとどまった。県警は拾得物の一覧を届け出から3カ月、ウェブサイトで公開しており「ためらわずに警察署に問い合わせを」と呼び掛ける。

このエントリーをはてなブックマークに追加