転覆し、救助を待つミニボート(左)=2017年5月(唐津海上保安部提供)

 唐津海上保安部は2017年の海難事故発生状況をまとめた。事故を起こした船舶は36隻で、前年の14隻から2・6倍となった。このうちモーターボートなど個人が釣りやマリンレジャーで所有する「プレジャーボート」が27隻に上り、4分の3を占めた。

 伊万里、壱岐海上保安署管内を除く唐津湾内を中心とした事故の集計で、船舶の種類別は(1)プレジャーボート27隻(前年10隻)(2)漁船5隻(同3隻)(3)遊漁船2隻(同ゼロ)、貨物船2隻(同1隻)だった。

 事故の状況は(1)衝突9隻(2)機関故障8隻(3)乗り揚げ、転覆各4隻など。機関故障のうち7隻はプレジャーボートで、係留中に潮風で電気系統が腐食したりケーブルが劣化したりするなど、大半が整備不良だった。

 唐津海保交通課は「プレジャーボートは頻繁に使用する人でも週1回程度で、メンテナンス不足になりがち」と指摘する。プレジャーボート海難の増加を受け、2月から乗船者全員の救命胴衣着用が義務づけられており、「安定性が悪いミニボートをはじめ、万一に備えて着用を徹底してほしい」と話す。

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