寸劇で詐欺被害防止を呼び掛けた神埼清明高の生徒(左)と神埼署員=神埼市神埼町の犬の目公民館

 被害が後を絶たないオレオレ詐欺を未然に防ごうと、神埼署員と神埼清明高の生徒が19日、神埼市神埼町の犬の目公民館で寸劇を披露した。同署が高校生とタッグを組むのは初めて。同地区の老人クラブから十数人が参加し、劇を通して巧妙な詐欺の手口や対処方法などを学んだ。

 「だまされん隊」として活動する篠原清澄警部補と佐々木誠次警部補に加え、神埼清明高生活福祉系列2年の長坂康正さん(16)、末吉美羽さん(17)、宮田あいみさん(17)が参加。この日は、電話口の“息子”を心配する親心につけ込む犯人側の心理や弁護士役を置いて架空の話を信じ込ませる巧みな手口を紹介した。

 寸劇を終えて、3人は「(オレオレ詐欺について)あまり知識がなかったけど、台本を読んで分かってきた」と話し、「自分たちも祖父母とこまめに連絡を取るようにして、詐欺の被害に遭わないように気をつけてほしい」と強調した。

 住民からは「ATMで100万円を振り込むことはできるの」「啓発チラシは配るだけではなく、声に出して読ませることで覚えるよ」と質問や意見が出ていた。県内では昨年、64件約1億4500万円の被害が発生している。

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