パリの風景画など15点を展示している濱智子さん=佐賀市白山の菊水堂ギャラリー

 佐賀市白山の菊水堂ギャラリーで、佐賀市の洋画家濱智子さん(53)が個展を開いている。ヨーロッパの風景を中心とした作品15点を、くすみを帯びたパステルカラーで愛情深く描く。3月4日まで。

 濱さんは佐賀大学特設美術科在籍時、半年間フランスに住んだ。「初めての外国がフランス。卵からかえったひなが親鳥を覚えるように、パリには特別親しみを感じる」と話す。

 作品は、しっとりとしたピンク色や水色が印象的。ノートルダム寺院を裏側から見た油彩画「パリのノートルダム」では、黄色やピンク色が複雑に絡み合う雲が広がる。薄めた墨汁を塗り重ねて濃淡を描き分けた「巴里の本屋」は、日本の画材でありながら異国情緒がしみじみと胸に広がる。

 「具象画だがメッセージ性は強い。見た人が自由に受け取ってもらえたら」と話す。問い合わせは菊水堂ギャラリー、電話0952(22)2675まで。(花木芙美)

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