交通事故の発生場所や取り締まり地点の統計データを地図上に一体的に表示するシステム=佐賀市の佐賀県警本部

 佐賀県警が交通違反取り締まりの新システムの運用を始めた。事故の発生場所や交通違反の統計データを地図に一体的に表示し、事故が多いわりに取り締まりが少ないエリアや時間帯を割り出し、警察官の効果的な配置を目指す。移動式の速度違反取り締まり装置も新年度に導入する予定で、事故防止策を強化する。

 

 交通事故の発生場所や概要を地図に落とし込む従来のシステムに、違反を取り締まった地点も表示する機能を1月から追加し、「交通統合情報管理システム」として運用している。

 取り締まりが手薄で事故が多いエリアを識別でき、より適切に人員を配置できるようになった。県内の各警察署の担当者を対象に、活用方法の研修を2月から順次実施している。

 県警は移動式の速度違反取り締まり装置も1台導入する予定で、県の新年度当初予算案に購入費約1千万円が計上される。

 装置は高さ約1メートル、重さ約25キロ。取り締まる場所を変更でき、道幅の狭い通学路にも配置できる。レーザーで速度違反を検知すれば、車のナンバーや運転手の顔を自動で撮影する機能が備わっているという。

 県警交通指導課は交通統合情報管理システムを活用し、この装置を効果的に配置する考えで「ドライバーの規範意識向上と事故抑止につなげたい」と話している。

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