人気漫画「キングダム」作者の原泰久さんが描き下ろした佐賀藩10代藩主鍋島直正のイラスト=(c)原泰久/集英社

原 泰久さん

 三養基郡基山町出身で人気漫画「キングダム」の作者原泰久さん(42)が20日、3月17日に開幕する「肥前さが幕末維新博覧会」の応援組織「肥前さがFAN」に加わり、描き下ろした佐賀藩10代藩主鍋島直正のイラストを佐賀県の特設ウェブサイトで公開した。維新博のポスターなどPRに活用される。

 大小二振りの刀を腰に差した鍋島直正の立ち姿を描き、原画は縦36・5センチ、横26センチ。県が、全国で活躍する県出身者として原さんにイラスト制作を依頼した。

 原さんはコメントで「幕末の動乱期に、国内最強の軍事力を作り持ちながら、冷静沈着に時勢を見定めた賢人。幕府側、討幕側からの圧力にも屈しなかった豪胆な人」と直正を評した。残された写真からも「その“強さ”がうかがえる」と指摘し、「静かな眼力と表情、たたずまいの部分にこだわり、思いをはせて描いた」と解説した。

 肥前さがFAN就任については「出身の佐賀県の大イベントにこういう形で参画できることを心からうれしく思う」と談話を寄せた。

 原さんは佐賀新聞の年頭企画で、作家の北方謙三さん(70)=唐津市出身=と幕末維新をテーマに対談した。県の特設サイトにはキングダムの主人公「信」のイラストとともに対談の一節が紹介されている。

 原画は維新博期間中、佐賀市の市村記念体育館に設置される幕末維新記念館に展示される。

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