九州電力は20日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の原子炉へ燃料を入れる作業が完了したと発表した。プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料32体を含む193体の燃料集合体が原子炉に入り、3月中下旬の再稼働に向けた工程は最終局面を迎える。

 九電によると燃料装塡(そうてん)作業は16日午後5時に始まり、20日午前11時51分に完了した。約90人が3交代で、昼夜を問わず作業した。九電は当初21日まで6日間を予定していたが、事前準備を徹底し、作業が順調に進んだとして1日前倒しで終えた。

 今後は、原子炉容器のふたを組み立てる作業や、格納容器全体の漏えい検査などを経て制御棒を引き抜き原子炉を起動させる。九電は「国の検査に真摯(しんし)かつ丁寧に取り組むとともに、安全確保を最優先に、工程にとらわれることなく慎重に進める」とのコメントを出した。

 再稼働すると、新規制基準下では九電川内1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜3、4号機(福井県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)に続き6基目となる。このうちMOX燃料によるプルサーマル発電は高浜2基、伊方に続き4基目。

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