NTTは19日、生物由来の物質や肥料の成分で作った「土に戻る電池」を開発したと発表した。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT(モノのインターネット)」時代の到来で、小型センサーなどに使われた大量の電池が回収困難になると想定し、需要があると見込んだ。

 NTTが開発したのは「ツチニカエルでんち」。電池を回収しなくても土に戻り、自然環境を汚染しないのが特徴。通常の電池は亜鉛合金やレアメタル(希少金属)、一部有害な物質を使っているが、新たな電池は生物由来の素材などを用いた。

 NTTによると、この電池を土にまぜて野菜の発育状況を調べたところ、悪影響が出なかったという。ただ電池の容量が少なく、今後実用化に向け研究を進める。NTTではセンサーを土に戻す技術も開発し、さまざまな場面で活用したい考えだ。

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