地中熱の有用性を説明した高杉真司副理事長=佐賀市のガーデンテラス佐賀(マリトピア)

 冷暖房に活用されている「地中熱」の普及促進を目指すセミナーが佐賀市であった。NPO法人地中熱利用促進協会(東京)の高杉真司副理事長が講演し、地球温暖化を防ぐ効果や佐賀の地盤との相性の良さを説明した。

 地中熱は、比較的浅い地中にある熱エネルギーで、温度10~15度で一定している。熱交換器の入った管を埋め込み、夏には屋内の熱を地中に逃し、冬には地中から取り込むことで冷暖房として利用でき、欧米などで普及しているという。

 高杉副理事長は同じ再生可能エネルギーの太陽熱と比較し、「時間や天候の制約がない」と地中熱の利点を説明した。地盤が軟らかい佐賀平野は掘削コストが抑えられるほか、地中の水分が多いためエネルギー変換効率に優れるとして、「地中熱の利用に適した地域」と指摘した。

 セミナーは建設会社など28社でつくる有明未利用熱利用促進研究会(野田豊秋理事長)が主催し、住宅メーカーなどから約90人が参加した。

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