使用済み燃料ピット内をクレーンにつるされ移動する燃料集合体(中央)=玄海原発燃料取扱建屋内

 九州電力は19日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の原子炉に核燃料を入れる作業を報道陣に公開した。既に予定の7割を搬入し、九電担当者は「今のところ問題なく、順調に進んでいる」と説明、21日には装塡(そうてん)作業を終える見通し。

 福島第1原発事故後、国内で初めて再稼働した川内原発1号機(鹿児島県)では、装塡完了から再稼働まで約1カ月かかった。玄海では3月下旬を見込む。

 作業は1組約30人の3班が交代しながら24時間行う。核分裂を防ぐホウ酸水の中、クレーンで1体ずつつり上げ、燃料を保管場所から専用の管を通して原子炉格納容器へ移送。作業員が他の燃料と接触していないか目視で確認しながら、原子炉に入れていった。1体当たり約30分かかった。

 3号機には燃料193体が入る。内訳はウラン燃料161体、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が32体。作業は16日に始まり、19日午後1時までにウラン燃料120体とMOX燃料19体の計139体を入れ終えた。

 装塡終了後、原子炉容器の組み立てや格納容器全体の漏えい検査などを経て、制御棒を引き抜き再稼働する。

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